Windows

GV-MC7/HZ3をWindows8.1で使う

Windows 8.1にも、追加機能とはいえ、MediaCenterは残っています。が、対応する機器は、まったくと言っていい程、ありません。これも、アホな地デジのお陰なわけで・・・。

ならば、手持ちの機器を使ってみようと、アイオーデータの地デジチューナ「GV-MC7/HZ3(販売終了製品)」をWindows 8.1で使うことにしました。

結論から言うと、使えます。録画もダビング(付属のDDRMoveを利用)もできます。手間はかかりますが・・・。

【用意するもの】

①アイオーデータの地デジチューナ「GV-MC7/HZ3(販売終了製品)」

②GV-MC7/HZ3のドライバ(Windows7用バージョン1.08)

③Windows 7(Windows8.1が64bitなら、用意するWindows7も64bitが必要)


【インストール手順】

(1)Windows 7を適当なPC(VMware Player等の仮想マシンでも可)にインストールし、以下のDLLをコピーしておきます。

・C:\Windows\System32\CPFilters.dll

・C:\Windows\SysWOW64\CPFilters.dll

コピーし終わったら、Windows 7は必要ありません。破棄して良いです。

(2)Windows 8.1をインストールし、Media Centerを追加した「Windows 8.1 Pro with Media Center」を用意します。以下も参照してもらえると良いと思います。

Windows 8.1 Pro with Media Centerについて気を付けるべきこと IT じゃんくぼっくす

(3)Windows 8.1 Pro with Media Centerの以下のDLLをコピーして待避しておきます。

・C:\Windows\System32\CPFilters.dll

・C:\Windows\SysWOW64\CPFilters.dll

※GV-MC7/HZ3のドライバをインストールの際に、一時的に、Windows 7のCPFilters.dllに入れ替えますが、ドライバのインストール後は、Windows 8.1のDLLに戻すので、Windows 8.1のDLLは大事に保管しておきましょう!

(4)「CPFilters.dll」はOSによって保護されているので、削除したり、上書きできません。そこで、アクセス権を変更する必要がありますが、所有者がTrusterInstallerというユーザになっているため、権限を変更する前に、まずは、所有者を変更しておく必要があります。

所有者の変更は、「CPFilters.dll」のプロパティを開き、「詳細設定」を開きます。

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(5)「セキュリティの詳細設定」画面の所有者欄の「変更」をクリックします。

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(6)ユーザの検索ダイアログが表示されるので、現在Windows 8.1へログオンしているユーザを探して、所有者に変更します。

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(7)所有者を変更すると、「CPFilters.dll」のアクセス権を変更できるようになるので、Administratorsの権限をフルコントロールに変更します。

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(8)「OK」をクリックすると、警告がダイアログが表示されますが、構わず「はい」をクリックします。64bit版OSを利用している場合は、「CPFilters.dll」が2箇所にあるので、両方とも、アクセス権を変更します。

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(9)アクセス権の変更ができたので、Windows 7の「CPFilters.dll」で上書きします。

もし、ここで、「CPFilters.dll」をWindows 7のものに入れ替えないと、エラーダイアログが表示されて、GV-MC7/HZ3のドライバをインストールできません。

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ちなみに、表示されるKBはWindows 7のものなので、より新しいバージョンであるWindows 8.1には、このKBは存在しません。ドライバのインストーラは、このKBがインストール済であれば、”インストール条件を満たすと判断”しているようです。バージョンチェックの仕方としては、イマイチな気がしますけどね・・・(この仕掛けだと、レジストリにKB975053のエントリを作れば、騙せそうな気がする・・・)。

(10)これで、準備が整ったので、GV-MC7/HZ3ドライバのインストールを始めます。ここで注意しないといけないのは、バージョン1.08のドライバを使うことです。1.07でもインストールはできますが、Media CenterでTV視聴しようとしても、TVは表示されません。必ず、1.08をメーカーサイトからダウンロードするようにしましょう。

サポートライブラリ  GV-MC7-HZ3  Windows 7  I-O DATA  アイ・オー・データ機器

(11)ドライバを解凍し、「Gvmc7hz3.exe」を探します。

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(12)このまま実行すると、インストーラのOSバージョンのチェックが走り、インストーラが起動しません。そこで、「Gvmc7hz3.exe」を互換モードで起動して、インストーラを騙すことにします。

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(13)インストーラを右クリックして、プロパティを開きます。

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(14)互換モードにチェックを入れ、Windows7を指定します。

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(15)インストーラが起動するので、「連続インストール」で必要なドライバ類をインストールしていきます。

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(16)インストールを「開始」します。

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(17)続行中。

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(18)次に「DDR Move」をインストールします。

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(19)途中、.NET Framework 3.5が必要とダイアログ出るので、画面に従いインストールします。

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(20)ドライバのインストールが終わったら、入れ替えた「CPFilters.dll」をWindows 8.1のものに戻しておきます。権限も元に戻しておいた方が、セキュリティ面も万全です。

・C:\Windows\System32\CPFilters.dll

・C:\Windows\SysWOW64\CPFilters.dll

(21)これで一覧のインストールが終わり、MediaCenterでTVを視聴&録画できるようになります。

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なお、OSが64bit版の時は、DDR Moveを使う時は、PlayReady Runtimeの32bit版を手動インストールする必要があります。

MediaCenterで地デジをダビングするには・・・ IT じゃんくぼっくす

WSUS 4.0のインストール

手持ちの仮想サーバが増えてきたので、パッチ配布の効率化を狙って、WSUS 4.0を導入してみることにしました。



以下の構成でWSUSをインストールします。



・WSUS専用の単独サーバ



・OS:Windows Server 2012 R2



・DB:SQLServer 2014



 ※Windows Internal Databaseは使わない



WSUS 4.0は、Windows Server 2012以降の「役割と機能の追加」から、インストールします。単独のパッケージとしては提供がないので、Windows Server 2008 R2以前では利用できません。



(1)サーバマネージャで「役割と機能の追加」をクリックいます。右上の「管理」からも「役割と機能の追加」を選ぶことができます。



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(2)次へ。



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(3)「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選びます。



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(4)ローカルサーバにWSUSをインストールするので、自ホストを選びます。



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(5)「Windows Server Update Services」にチェックを入れます。



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(6)チェックを入れると、関連機能もリストアップされるので、「機能の追加」をクリックします。



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(7)必要な役割のチェックが入っているので、そのまま先へ進みます。



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(8)必要な機能は自動でチェックが入っているので、そのまま先へ進みます。



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(9)次へ。



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(10)そのまま変更せずに、次へ。



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(11)次へ。



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(12)デフォルトは、WID(Windows Internal Database)のチェックが付いているので、チェックを外します。



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(13)代わりに、データベースにチェックを入れる。これで、SQL ServerにWSUSのデータベースがインストールされます。



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(14)Windows Updateのファイルを配置するパスを指定します。



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(15)SQL、Serverのインスタンスを指定します。「コンピュータ名\インスタンス名」は名前付きインスタンスのSQL Serverの場合のなので、サーバで1つ目のインスタンス(デフォルトインスタンスの)場合は、「コンピュータ名」のみで良いです。



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(16)「必要に応じて対象サーバを自動的に再起動する」にチェックを入れます。



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(17)「はい」。



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(18)インストールを開始します。



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(19)続行中。



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(20)インストールは完了したが、設定を入れないと、機能しません。「インストール後のタスクを起動すりる」をクリックします。



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(21)ちなみに、この時点で、SQL Server上にWSUSのデータベース(SUSDB)が出来てます。



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(22)設定ウィザードが起動したら、次へ進みます。



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(23)次へ。



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(24)1台目のWSUSなので、Microsoft Updateへ接続します。



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(25)必要に応じて、Proxyを指定します。今回はProxyは無いので、空欄で進めます。



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(26)更新情報をMicrospft Updateからダウンロードします。



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(27)続行中。時間がかかります。



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(28)ダウンロード(情報をだけ)が終わったので、次へ。



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(29)ダウンロードするパッケージの言語を指定します。



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(30)ダウンロードする製品を選びます。使わない製品は指定する必要はありませんが、Visual StudioやSQL Serverは、単独の製品以外でも、コンポーネントをインストールしている場合があるので、製品を絞りすぎると、本来必要なアップデートが漏れてしまうかも。実際にWSUS経由でアップデートしてみて、本来必要なアップデートがインストールされてないようなら、対象製品を見直した方が良いです。



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(31)プログラムの種別も指定できるので、適宜指定します。このハードコピーはデフォルトの指定なので、これが必要最低限と捉えれば良いと思います。



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(32)更新タイミングを指定します。社内システムなら、自動で同期するのが無難でしょうね。



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(33)この際、まとめて初期同期もしておきます。



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(34)これで、WSUSがを動かすのに、必要最低限の設定が完了しました。



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(35)実際に、起動してみると、こんな感じ。まだ、承認も何もしてないので、未承認だらけですけど。



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(36)各種レポートの表示ができます。



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(37)ただし、Microsoft Report Viewer 2008をインストールしておく必要があります。後から、インストールしても、ちゃんとレポートは表示できます。

Download Microsoft Report Viewer 2008 再頒布可能パッケージ from Official Microsoft Download Center

Microsoft Report Viewer 2008 再頒布可能パッケージのダウンロードについて

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(38)Report Viewerをインストールすると、レポートが表示されるようになりました。



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Windows 8.1 Pro with Media Centerについて気を付けるべきこと

Windows 8.1 ProにMedia Centerを機能追加する際に気を付けるべきことを、備忘録としてメモしときます。

・入手したMedia Centerキーは、Windows 8.1 Pro with Media Centerのキーです。このキーをWindowsに入力すると、OSのエディションが、Windows 8.1 ProからWindows 8.1 Pro with Media Centerに変わります。

・一度、Windows 8.1 Pro with Media Centerになってしまうと、Windowsの機能の有効化または無効化で、Media Centerを無効化しても、元のWindows 8.1 Proには戻りません。Windows 8.1 Pro with Media Centerのままです。つまり、不可逆にエディションがアップグレードされます。

・Windows 8.1 Pro with Media Centerのキーは厳密に1台のPCにしか利用できません。うっかり、2台目のPCで使うと、「このプロダクトキーは他のPCで使われています」と怒られます。厄介なのは、キー入力時に、キーの使用/未使用のチェックはされないので、キーを入力した時点で、エディションが変わってしまうことです。怒られるのは、少し経ってからです。そのため、ここでWindows 8.1 Proのキーを入力しても、エディションが異なるため、弾かれます。

・Windowsのライセンス認証にあるプロダクトキーの購入から、キーを購入からしようとしても、日本では、この画面からキーを購入できません。


というわけで、買い替え等で、物理的にPCを変える場合、サポートに電話して、プロダクトキーの状態を変えてもらう必要がありそうです。また、Media Centerだけを他のPCへ移すのは、原理的に無理っぽいです

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ちなみに、同じキーを入力してしまったPCには、新しいキーを入力すれば、正常にアクティベーションできます。問題は、どうやって入手するかです。

一度キーを入力して、Windows 8.1 Pro with Media Centerになってしまうと、「Windows8.1に機能を追加する」画面が表示されなくなるため、そのPC上でキーの購入ができません。

他のPCにWindows8.1 Proをインストールして、「Windows8.1に機能を追加する」画面から、再度キーを購入する必要があります。今時であれば、仮想マシンにインストールすれば良いです。

なお、「Windows8.1に機能を追加する」画面では、キーの購入のみにして、Media Centerは追加しないこと。追加してしまうとキーを使ってしまうので…。

以上で、Windows 8.1 Pro with Media Centerのアクティベーションが完了しました

MediaCenterで地デジをダビングするには・・・

私は、Windows 7(64bit)上のMedia Centerを使って、時々、TV番組を録画してたります。まぁ、大抵は、1回観たら捨ててしまうような番組が多いのですが、どうしても残しておきたいものがあって、ダビング方法を年末年始で探していました。

悪名高い日本の困った地上波デジタル放送のコピープロテクトのお陰で、色々、調べまくりしました。

結論から言うと、家電として売られている地デジ録画機器と同様に、ダビング10規制のもと、ダビングすることはできます。地デジチューナーにダビング用ソフトウェアがバンドルされていれば、という条件が付きますが・・・

幸いにも、私の使っている地デジチューナーは、アイオーデータの「GV-MC7/HZ3(販売終了製品)」で、ダビングソフトウェア「DDR Move」が付属していました。

ちなみに、「Windows Media Center で CD または DVD に書き込む - Microsoft Windows ヘルプ」という記述がMicrosoftにありますが、日本の地デジは書き込むことができません。Media Centerに怒られます。

実際に、「CD/DVDの書き込み」を使ってみると・・・

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そこで、登場するのが「DDR Move」です。

ただ、これも使うには、準備が要ります。

■準備するもの■

(a)CPRM対応のディスクへ書き込めるDVD/BDドライブ

(b)CPRM対応のディスク

(c)64bit版Windowsを利用している場合は、「PlayReady Runtime x86」のインストール

最初の(a)ですが、BUFFALOの「BRXL-PC6VU2-RDC」というドライブを新たに調達しました。2本目のUSBケーブルで不足電力を供給できるようになっていますが、2本ともケーブルが短い気がします・・・。おまけソフトが色々付いているので、お買い得ですけどw

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2つ目の(b)ですが、メディア売り場へ行って、「地デジ録画対応」と書かれたメディアを買えば良いです。「CPRM対応」とは書いていないメディアがほとんどのような気がします。うっかり、普通のメディアを買わないように・・・。

最後の(c)ですが、これが曲者で、64bit版Windows7には、そもそも「PlayReady Runtime amd64」が含まれているので、DDR Moveを起動した時に「PlayReady Runtimeが無い」とエラーが出る理由が判らず途方に暮れました。色々、ぐぐってみると、DDR Moveは「PlayReady Runtime x86」を必要としているとのこと(DDR Moveは32bitアプリケーションということなんでしょう、たぶん)。Microsoftのダウンロードセンタから、「PlayReady Runtime x86」をダウンロードして、インストールすればOKです。

Download PlayReady PC Runtime v1.3 (x86) from Official Microsoft Download Center

ちなみに、ぐぐると、”一旦、 「PlayReady Runtime」をアンインストールして、Media Centerから「PlayReady Runtime」をインストールしましょう”というFAQに出くわしますが、Windows 7が64bit版の場合は、Media Centerがインストールするのは64bit版の「PlayReady Runtime amd64」なので、一生解決しませんw

言い換えれば、64bit版Windows7でTVを観るためには「PlayReady Runtime amd64」が必要ですが、DDR Moveを動かすには「PlayReady Runtime x86」が必要、ということらしいです。

これで、準備が整ったので、実際にDDR Moveを使ってみます。

(1)Media CenterのExtrasを開きます。

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(2)「DDR Move」をクリックします。

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(3)「DDR Move」の画面に切り替わります(Media Centerと同じデザインですけど)。ダビングしたいTV録画にフォーカスを当てます。録画番組の詳細が画面下に表示されますが、ここにダビング可能回数も表示されます。TV録画をクリックすると次の画面へ進みます。

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(4)書き出すのディスクの種類と画像品質を指定して、「次へ」をクリックします。

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(5)CPRMメディアへの書き出しに対応したドライブを指定して、「次へ」をクリックします。

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(6)「はい」をクリックすると、メディアへのダビングが始まります。

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なお、(3)でTV録画が表示されない場合がありますが、「DDR Move」はMedia Centerのデフォルト録画フォルダを参照するので、録画フォルダをデフォルトから変更している場合は、録画フォルダを変更します。

(7)右クリックでメニューを表示して、「フォルダ選択」をクリックします。

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(8) 録画フォルダを開いて、「選択」をクリックします。

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同じ内容が「DDR Move(ダビング)で、録画した番組が一覧に表示されないのですが?|Q&A」にも出ています。

 

Windows Serverのディスク容量

下書きのまま放置してたので、今更感満載で公開しますwww

前々から、気になっていたのが、Windows Serverの必要ディスク容量です。

Windows Server 2008の必要ディスク容量は最小32GB、推奨40GB(Windows Server 2008 のシステム要件)、Windows Server 2008R2の必要ディスク容量は最小32GB(Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) システム要件 )ですが、実際のところ、どうなのか、まともに確認したことがなかったので、実機で確認してみました。

というわけで、以下の条件で、ディスク占有量を確認してみました。

・SP無しのOSをクリーンインストール

・Windows Updateで表示されるSupportPackを含めた全パッチをインストール(2012年5月時点)

・OSはWindows Server 2008R2、Windows Servverr 2008、Windows Server 2003R2、Windows Server 2003をインストール



結果は以下の通り。

OS



インストール直後



のディスク占有量



Windows Update後



のディスク占有量



スワップサイズ



Winsxsフォルダ



Windows Server 2008 R2



Enterprise Edition(x64)

8.7GB 10.7GB 1.0GB 7.4GB

Windows Server 2008



  Enterprise Edition (x64)

8.2GB 9.9GB 1.3GB 5.5GB

Windows Server 2003 R2



  Enterprise Edition (x64)

3.6GB 10.0GB 1.5GB

70MB



(0.07GB)

Windows Server 2003



Enterprise Edition (x64)

3.5GB 9.9GB 1.5GB

70MB



(0.07GB)

OSバイナリのフットプリントについて

Windows Server 2008R2/2008は、インストールした直後であっても、8.7GBと8.2GBです。このサイズには、スワップファイル1.0GBと1.3GBを含んでいます(インストールした仮想マシンのメモリ割当は1.0GBです)。ですので、正味のフットプリントは次のようになります。

・Windows Server 2008R2 → 7.7GB

・Windows Server 2008 → 7.9GB


Windows Updateで表示されるパッチを全てインストールすると、10.7GBと9.9GBになるので、Windows Update後の正味のフットプリントは次のようになります。

・Windows Server 2008R2 → 9.7GB

・Windows Server 2008 → 8.6GB


Windows単体であっても、パッチをインストールし続けていくと、Winsxsフォルダが肥大化していき、簡単にOSのディスク占有量は10GBを超えることが判ります。ここに、SQL Serverや他のMicrosoft製品をインストールしていくと、更に肥大化のスピードが上がることは容易に想像できます。先々のパッチのインストールを考えると、OSのインストール先ディスクには20GBの容量は必要でしょう。



システム障害時に完全メモリダンプを取得することを考えると、搭載メモリ容量程度のディスク空き容量は確保しておく必要があるので、更にディスク容量は増えます。

アプリケーションによっては、大きなスワップファイルの割当てを要求するもの(SAPは20GBの割当てが必要ですしね・・・)もあるので、その場合は更に増えます。

アプリケーションの各種ログの出力先をシステムドライブに指定していれば、より一層のディスク容量が必要になります。



【Windows2000】Windows UpdateでKB2497281へ転送される

今更なんですが、Windows Server 2000 Advanced ServerをVMware Workstation 8へインストールしました



Win2000as



既に延長サポートも終了してしまったOSですが、セキュリティパッチ等は一式、インストールしておきたいので、Windows Updateを実行したところ、KB2497281の案内ページに飛ばされてしまい、Updateができません



というわけで、最新のService Pack(というか最終のService Pack)他をインストールしてみました。



IT プロフェッショナル向け Windows 2000 Service Pack 4 ネットワーク インストール - Microsoft Download Center -



Windows 2000 SP4 用の更新プログラム ロールアップ 1 - Microsoft Download Center -



Internet Explorer 6 Service Pack 1 - Microsoft Download Center -



これで、最新のService Packになったハズなのに、状況に変化はなく、途方に暮れること1日



結局、あれこれ、ぐぐった結果、Update Agentを新しくする必要があるとのこと。



Windows Update エージェントの最新バージョンを入手する方法に関する、ネットワーク管理者向けの情報



実際にインストールすると、Windows Updateを実行できるようになりました(2回インストールしましたが・・・、1回目は更新がちゃんと更新出来なかった???)。









既にWindows 2000はサポートも終了していて、使っているところなんて無いように思いがちですが、微妙に使っているところも残っていたりするので、万が一、再インストールの羽目に陥ったときは、私のように、きっとハマるんでしょうね・・・(WSUSを使えばハマらないのかな?)













SUA:Subsystem for Unix Applicaitons(その3)

前回から、間が開きすぎてしまいましたが、今度こそは、SUAのsyslogの設定です。単に設定するだけではつまらないので、Linuxからsyslog転送をします(元々の目的ね)。

(1)SUAのコンソールを開きます。

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(2)「/etc/init.d/syslog」を編集します。SUAのデフォルトではsyslogデーモンが起動しないので、赤枠部分の「#」を削除して、syslogデーモンが開始するようにします。

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(3)これで、Windows Server 2008 R2を起動すると同時に、syslogデーモンが開始します。

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(4)Windows Server 2008 R2を再起動しなくても、「/etc/init.d/syslog start」でsyslogデーモンを開始できます。

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(5)syslogデーモンが開始すると、syslogにメッセージ(/var/adm/log/messages)が記録されます。

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(6)次は、syslog転送のために、Linux側(CentOS)のsyslog設定を変更します。転送したいメッセージに対して、転送先サーバのIPアドレスを設定(@192.168.164.139)します。

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(7)次にsyslogがどのポートで転送されるかも確認しておきます。例では、UDPのポート514を使っています。

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(8)syslog転送元でポート番号を確認したのは、syslog転送先がWindows Serverなので、Windows Firewallの設定を入れおく必要があるからです。Windows FireWallを開いて、新しい規則を登録します。

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(9)「ポート」を選びます。

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(10)「UDP」のポート番号「514」を指定します。

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(11)「接続を許可」します。

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(12)LAN内でのsyslog転送なので、パブリックのチェックを外しておきます。

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(13)適当な名前(SYSLOG COLLECTION)を設定して、Windows Firewallの規則を保存します。

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(14)新しい規則が緑色のチェックマークで表示されていれば、新しい規則が有効になっています。

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(15)念のため、追加した規則のプロパティを開いて、「プロトコルおよびポート」タブの設定内容を確認しておきます。

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(16)syslog転送元(CentOS)で、loggerコマンド(logger -p local3.info "TEST MESSAGES")でsyslogメッセージをテスト送信します。loggerコマンドの詳細はmanを参照で。

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(17)SUAのsyslogを確認すると、先ほど送信したsyslogメッセージが転送されいるハズです。

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.

.

さて、わざわざWindows ServerのSUAでsyslog転送サーバを作る意義は何でしょうか?

社内にLinuxサーバが無いけど、ネットワーク機器のsyslogを収集して1カ所で管理しておきたい時に使えると思います(フリーソフト等でWindows専用syslogサーバもありますが・・・)。

もっとも、ちゃんとsyslogの管理をするには、SUAのsyslogに対しても、ログローテートの設定をする等の追加作業が必要となりますが・・・

とはいえ、Windowsのファイルシステムからもアクセスできるので、Windows系スクリプトやプログラミング言語からの操作も容易という点がSUAの利点とも言えます

SUA:Subsystem for Unix Applicaitons(その2)

前回の続きです。

syslogを設定する前に、ファイルシステムを確認してみます。

Subsystem for Unix Application (SUA)のKorn Shellを起動すると、ホームディレクトリが表示されますが、SUAであっても、ホームディレクトリは、Windowsにログオンしているユーザのユーザディレクトリになります。

つまり、AdministratorでWindows Server 2008R2にログオンしていると、ホームディレクトリは、「C:\Users\Administrator」になりますが、Korn Shellでは「/dev/fs/C/Users/Administrator」として、同じフォルダがホームディレクトリとなります。

図で表すと、こう(↓)なってます。

Suafilesystem

ちなみに、/(ルート)直下のフォルダ構成はこれ(↓)。

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Linuxの/(ルート)とは、ちょっと違っています(/sbinが無い、SolarisよりHP-UXに近い???)。

/commonには、拡張子exeのUNIXコマンド(ls.exeやgrep.exeや諸々)があって、Windowsのコマンドプロンプトから、それらUNIXコマンドを実行することができます。

一方、SUAで実行するUNIXコマンド(lsやgrepや諸々)は、UNIX/Linuxと同様、普通に/binにあります。



さて、次回こそは、syslogです

SUA:Subsystem for Unix Applicaitons(その1)

Windows Server 2003/2003R2までは、SFU(Windows Services for UNIX)と呼ばれていたオプション機能ですが、Windows Vista/Windows Server 2008以降は、SUA(Subsystem for Unix Application)という名称に変わり、標準でOSメディアに含まれるようになりました。

何で、今更、こんなものを引っ張り出したかというと、WindowsでLinuxのSyslogを収集したかったからです。

というわけで、まずはSUAのセットアップから・・・


(1)今回のOSはWindows Server 2008R2を使うので、Windows Server 2008R2のサーバマネージャを起動して、「機能の追加」をクリックします。

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(2)下の方に「UNIXベース アプリケーション用サブシステム」があるので、チェックを入れます。

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(3)「インストール」します。

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(4)インストール中です。

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(5)これで、インストールは終わりましたが、これでは、まだサブシステムを使うことができません。

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(6)メニューに「UNIXベース アプリケーション用サブシステム」というフォルダがあるので、「UNIXベース アプリケーション用サブシステムのユーティリティのダウンロード」をクリックします。

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(7)ブラウザが起動して、Download Centerが表示されます。

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(8)Windows Server 2008R2は64bit版しかないので、”AMD64”が付いているファイルの「CONTINUE」をクリックします。

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(9)ここは「No」を選んでおきます。「Yes」で遷移するページがリンク切れになっているので、「Yes」にするとハマります

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(10)これで、ようやくダウンロードできます。

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(11)ダウンロードしたファイルを実行します。

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(12)「Setup」で先へ進みます。

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(13)先へ進みます。

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(14)先へ進みます。

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(15)先へ進みます。

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(16)”Custom Installation”を選んで、インストールするモジュールを選びます。

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(17)デフォルト(Standard Installation)では、”Base Utilities”と”Base SDK”だけですが、他に追加したいなら、ココで選びます。

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(18)とりあえず、全部を選んでみました。

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(19)”GNU SDK”を選ぶと、GNU LGPLについての注意書きが表示されます。

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(20)root権限の扱いをどうするか聞いてくるので、内容を読んで、必要ならチェックしましょう。今回は、何もチェックを入れていません。

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(21)インストール中です。

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(22)インストールが完了しました。

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(23)メニューを開くと、追加したユーティリティが表示されます。試しに、”Korn Shell”を起動してみます。

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(24)一見、Windowsコマンドプロンプト(DOSプロンプト)のようですが、UNIX/Linuxのターミナル画面が表示されます。

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以上で、SUAのインストールは完了です。

次は、Syslogの設定をしていこうと思います。

Windows 8 RTM

Windows 8のRTM版のダウンロードが米国時間の8月15日(日本時間の16日)から始まりました。当然のように、その日のうちにダウンロードして、インストールしています

インストール環境は仮想環境で次の2つです。

・VMware Workstation 8

・VMware Fusion 4

いずれも、OSタイプに”Windows 7 x64”を指定して、インストールしました。特に問題もなく、動作しますね。

今回インストールしたのはWindows 8 Enterpriseなのですが、アクティベーションするには一手間、必要です。Enterpriseはインストール時にライセンスキーの入力が求められないので、”おや?”と思いましたが、いろいろ調べてみると、KMSが必要なようです。

MSDNで取得したライセンスキーでアクティベーションするには、MAKキーにライセンスキーを変更する必要があるそうです。細かな手順は次の記事が参考になると思います。

Windows 8 Enterprise Edition のライセンス認証について « SE の雑記

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