GV-MC7/HZ3をWindows8.1で使う
Windows 8.1にも、追加機能とはいえ、MediaCenterは残っています。が、対応する機器は、まったくと言っていい程、ありません。これも、アホな地デジのお陰なわけで・・・。
ならば、手持ちの機器を使ってみようと、アイオーデータの地デジチューナ「GV-MC7/HZ3(販売終了製品)」をWindows 8.1で使うことにしました。
結論から言うと、使えます。録画もダビング(付属のDDRMoveを利用)もできます。手間はかかりますが・・・。
【用意するもの】
①アイオーデータの地デジチューナ「GV-MC7/HZ3(販売終了製品)」
②GV-MC7/HZ3のドライバ(Windows7用バージョン1.08)
③Windows 7(Windows8.1が64bitなら、用意するWindows7も64bitが必要)
【インストール手順】
(1)Windows 7を適当なPC(VMware Player等の仮想マシンでも可)にインストールし、以下のDLLをコピーしておきます。
・C:\Windows\System32\CPFilters.dll
・C:\Windows\SysWOW64\CPFilters.dll
コピーし終わったら、Windows 7は必要ありません。破棄して良いです。
(2)Windows 8.1をインストールし、Media Centerを追加した「Windows 8.1 Pro with Media Center」を用意します。以下も参照してもらえると良いと思います。
Windows 8.1 Pro with Media Centerについて気を付けるべきこと IT じゃんくぼっくす
(3)Windows 8.1 Pro with Media Centerの以下のDLLをコピーして待避しておきます。
・C:\Windows\System32\CPFilters.dll
・C:\Windows\SysWOW64\CPFilters.dll
※GV-MC7/HZ3のドライバをインストールの際に、一時的に、Windows 7のCPFilters.dllに入れ替えますが、ドライバのインストール後は、Windows 8.1のDLLに戻すので、Windows 8.1のDLLは大事に保管しておきましょう!
(4)「CPFilters.dll」はOSによって保護されているので、削除したり、上書きできません。そこで、アクセス権を変更する必要がありますが、所有者がTrusterInstallerというユーザになっているため、権限を変更する前に、まずは、所有者を変更しておく必要があります。
所有者の変更は、「CPFilters.dll」のプロパティを開き、「詳細設定」を開きます。
(5)「セキュリティの詳細設定」画面の所有者欄の「変更」をクリックします。
(6)ユーザの検索ダイアログが表示されるので、現在Windows 8.1へログオンしているユーザを探して、所有者に変更します。
(7)所有者を変更すると、「CPFilters.dll」のアクセス権を変更できるようになるので、Administratorsの権限をフルコントロールに変更します。
(8)「OK」をクリックすると、警告がダイアログが表示されますが、構わず「はい」をクリックします。64bit版OSを利用している場合は、「CPFilters.dll」が2箇所にあるので、両方とも、アクセス権を変更します。
(9)アクセス権の変更ができたので、Windows 7の「CPFilters.dll」で上書きします。
もし、ここで、「CPFilters.dll」をWindows 7のものに入れ替えないと、エラーダイアログが表示されて、GV-MC7/HZ3のドライバをインストールできません。
ちなみに、表示されるKBはWindows 7のものなので、より新しいバージョンであるWindows 8.1には、このKBは存在しません。ドライバのインストーラは、このKBがインストール済であれば、”インストール条件を満たすと判断”しているようです。バージョンチェックの仕方としては、イマイチな気がしますけどね・・・(この仕掛けだと、レジストリにKB975053のエントリを作れば、騙せそうな気がする・・・)。
(10)これで、準備が整ったので、GV-MC7/HZ3ドライバのインストールを始めます。ここで注意しないといけないのは、バージョン1.08のドライバを使うことです。1.07でもインストールはできますが、Media CenterでTV視聴しようとしても、TVは表示されません。必ず、1.08をメーカーサイトからダウンロードするようにしましょう。
サポートライブラリ GV-MC7-HZ3 Windows 7 I-O DATA アイ・オー・データ機器
(11)ドライバを解凍し、「Gvmc7hz3.exe」を探します。
(12)このまま実行すると、インストーラのOSバージョンのチェックが走り、インストーラが起動しません。そこで、「Gvmc7hz3.exe」を互換モードで起動して、インストーラを騙すことにします。
(13)インストーラを右クリックして、プロパティを開きます。
(14)互換モードにチェックを入れ、Windows7を指定します。
(15)インストーラが起動するので、「連続インストール」で必要なドライバ類をインストールしていきます。
(16)インストールを「開始」します。
(17)続行中。
(18)次に「DDR Move」をインストールします。
(19)途中、.NET Framework 3.5が必要とダイアログ出るので、画面に従いインストールします。
(20)ドライバのインストールが終わったら、入れ替えた「CPFilters.dll」をWindows 8.1のものに戻しておきます。権限も元に戻しておいた方が、セキュリティ面も万全です。
・C:\Windows\System32\CPFilters.dll
・C:\Windows\SysWOW64\CPFilters.dll
(21)これで一覧のインストールが終わり、MediaCenterでTVを視聴&録画できるようになります。
なお、OSが64bit版の時は、DDR Moveを使う時は、PlayReady Runtimeの32bit版を手動インストールする必要があります。
最近のコメント