WSUS 4.0のインストール
手持ちの仮想サーバが増えてきたので、パッチ配布の効率化を狙って、WSUS 4.0を導入してみることにしました。
以下の構成でWSUSをインストールします。
・WSUS専用の単独サーバ
・OS:Windows Server 2012 R2
・DB:SQLServer 2014
※Windows Internal Databaseは使わない
WSUS 4.0は、Windows Server 2012以降の「役割と機能の追加」から、インストールします。単独のパッケージとしては提供がないので、Windows Server 2008 R2以前では利用できません。
(1)サーバマネージャで「役割と機能の追加」をクリックいます。右上の「管理」からも「役割と機能の追加」を選ぶことができます。
(2)次へ。
(3)「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選びます。
(4)ローカルサーバにWSUSをインストールするので、自ホストを選びます。
(5)「Windows Server Update Services」にチェックを入れます。
(6)チェックを入れると、関連機能もリストアップされるので、「機能の追加」をクリックします。
(7)必要な役割のチェックが入っているので、そのまま先へ進みます。
(8)必要な機能は自動でチェックが入っているので、そのまま先へ進みます。
(9)次へ。
(10)そのまま変更せずに、次へ。
(11)次へ。
(12)デフォルトは、WID(Windows Internal Database)のチェックが付いているので、チェックを外します。
(13)代わりに、データベースにチェックを入れる。これで、SQL ServerにWSUSのデータベースがインストールされます。
(14)Windows Updateのファイルを配置するパスを指定します。
(15)SQL、Serverのインスタンスを指定します。「コンピュータ名\インスタンス名」は名前付きインスタンスのSQL Serverの場合のなので、サーバで1つ目のインスタンス(デフォルトインスタンスの)場合は、「コンピュータ名」のみで良いです。
(16)「必要に応じて対象サーバを自動的に再起動する」にチェックを入れます。
(17)「はい」。
(18)インストールを開始します。
(19)続行中。
(20)インストールは完了したが、設定を入れないと、機能しません。「インストール後のタスクを起動すりる」をクリックします。
(21)ちなみに、この時点で、SQL Server上にWSUSのデータベース(SUSDB)が出来てます。
(22)設定ウィザードが起動したら、次へ進みます。
(23)次へ。
(24)1台目のWSUSなので、Microsoft Updateへ接続します。
(25)必要に応じて、Proxyを指定します。今回はProxyは無いので、空欄で進めます。
(26)更新情報をMicrospft Updateからダウンロードします。
(27)続行中。時間がかかります。
(28)ダウンロード(情報をだけ)が終わったので、次へ。
(29)ダウンロードするパッケージの言語を指定します。
(30)ダウンロードする製品を選びます。使わない製品は指定する必要はありませんが、Visual StudioやSQL Serverは、単独の製品以外でも、コンポーネントをインストールしている場合があるので、製品を絞りすぎると、本来必要なアップデートが漏れてしまうかも。実際にWSUS経由でアップデートしてみて、本来必要なアップデートがインストールされてないようなら、対象製品を見直した方が良いです。
(31)プログラムの種別も指定できるので、適宜指定します。このハードコピーはデフォルトの指定なので、これが必要最低限と捉えれば良いと思います。
(32)更新タイミングを指定します。社内システムなら、自動で同期するのが無難でしょうね。
(33)この際、まとめて初期同期もしておきます。
(34)これで、WSUSがを動かすのに、必要最低限の設定が完了しました。
(35)実際に、起動してみると、こんな感じ。まだ、承認も何もしてないので、未承認だらけですけど。
(36)各種レポートの表示ができます。
(37)ただし、Microsoft Report Viewer 2008をインストールしておく必要があります。後から、インストールしても、ちゃんとレポートは表示できます。
Download Microsoft Report Viewer 2008 再頒布可能パッケージ from Official Microsoft Download Center
Microsoft Report Viewer 2008 再頒布可能パッケージのダウンロードについて
(38)Report Viewerをインストールすると、レポートが表示されるようになりました。
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