Windows Serverのディスク容量
下書きのまま放置してたので、今更感満載で公開しますwww
前々から、気になっていたのが、Windows Serverの必要ディスク容量です。
Windows Server 2008の必要ディスク容量は最小32GB、推奨40GB(Windows Server 2008 のシステム要件)、Windows Server 2008R2の必要ディスク容量は最小32GB(Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) システム要件 )ですが、実際のところ、どうなのか、まともに確認したことがなかったので、実機で確認してみました。
というわけで、以下の条件で、ディスク占有量を確認してみました。
・SP無しのOSをクリーンインストール
・Windows Updateで表示されるSupportPackを含めた全パッチをインストール(2012年5月時点)
・OSはWindows Server 2008R2、Windows Servverr 2008、Windows Server 2003R2、Windows Server 2003をインストール
結果は以下の通り。
OS |
インストール直後 のディスク占有量 |
Windows Update後 のディスク占有量 |
スワップサイズ |
Winsxsフォルダ |
Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition(x64) |
8.7GB | 10.7GB | 1.0GB | 7.4GB |
Windows Server 2008 Enterprise Edition (x64) |
8.2GB | 9.9GB | 1.3GB | 5.5GB |
Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition (x64) |
3.6GB | 10.0GB | 1.5GB | 70MB (0.07GB) |
Windows Server 2003 Enterprise Edition (x64) |
3.5GB | 9.9GB | 1.5GB | 70MB (0.07GB) |
OSバイナリのフットプリントについて
Windows Server 2008R2/2008は、インストールした直後であっても、8.7GBと8.2GBです。このサイズには、スワップファイル1.0GBと1.3GBを含んでいます(インストールした仮想マシンのメモリ割当は1.0GBです)。ですので、正味のフットプリントは次のようになります。
・Windows Server 2008R2 → 7.7GB
・Windows Server 2008 → 7.9GB
Windows Updateで表示されるパッチを全てインストールすると、10.7GBと9.9GBになるので、Windows Update後の正味のフットプリントは次のようになります。
・Windows Server 2008R2 → 9.7GB
・Windows Server 2008 → 8.6GB
Windows単体であっても、パッチをインストールし続けていくと、Winsxsフォルダが肥大化していき、簡単にOSのディスク占有量は10GBを超えることが判ります。ここに、SQL Serverや他のMicrosoft製品をインストールしていくと、更に肥大化のスピードが上がることは容易に想像できます。先々のパッチのインストールを考えると、OSのインストール先ディスクには20GBの容量は必要でしょう。
システム障害時に完全メモリダンプを取得することを考えると、搭載メモリ容量程度のディスク空き容量は確保しておく必要があるので、更にディスク容量は増えます。
アプリケーションによっては、大きなスワップファイルの割当てを要求するもの(SAPは20GBの割当てが必要ですしね・・・)もあるので、その場合は更に増えます。
アプリケーションの各種ログの出力先をシステムドライブに指定していれば、より一層のディスク容量が必要になります。
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