VNCを使ってリモートでコンピュータにリモート接続したい用途があったので、RealVNCを使ってみました。
ダウンロードは、RealVNC.comから。
今回ダウンロードしたのは、RealVNC 5.2.3です。
(1)ダウンロードした実行ファイルを起動。
(2)インストールウィザードが表示されるので、「Next」をクリックして、先へ。
(3)ライセンスに同意。
(4)全てにチェック(デフォルトで全てにチェックが入ってます)。
【注意】RDPでサーバで接続した状態で、VNC Serverをインストールするには、「VNC Mirror Driver」のチェックを外しておく必要があります。チェックしたままだとインストール出来ません。
Installation failed with error message: "Could not install VNC Server: 1603 / 1610"
(5)VNC Serverのインストール先の指定。特別な理由がない限り、デフォルトで良いでしょう。
(6)VNC Clientのインストール先の指定。特別な理由がない限り、デフォルトで良いでしょう。
(7)デスクトップに、VNC Viewerのショートカットアイコンを作るかどうかの選択です。作っておいた方が便利だと思うので、チェックを入れます。
(8)Windows FirewallにVNC Serverへ接続するための、定義を追加します。
(9)インストールが始まります。
(10)続行中。何度か、画面がチラつきますが、そーゆーものみたいです
(11)インストール完了。
(12)自動でパッチのチェックをするか?訊いてきたら、適宜指定。
(13)インストールした直後だと、タスクトレイのVNCアイコンに、赤い×印が付いているハズ。
【注意】RDP接続でVNC Serverをサーバにインストールした場合(RDPセッション)、タスクトレイにVNCアイコンは表示されません。VNCアイコンは、サーバのコンソールセッションのタスクトレイにのみ表示されます。
つまり、RDPではコンソールセッションには接続できないので、サーバの直接繋がっているディスプレイか、VMware WorkstationやvSphere Client、Hyper-Vマネージャの画面上でしか、タスクトレイにVNCアイコンが表示されないのです。
Remoting the console and RDP sessions
しかも、(14)の設定画面も表示されません。ユーザモードでVNC Serverを起動すると、タスクトレイにアイコンが表示されますが、ユーザモードとサービスモードは、設定を別々に管理しているので、ユーザモードに設定した内容は、サービスモードに反映されません
VNC接続であれば、コンソールセッションに接続できますが、VNC Serverをインストールしただけでは、設定が足りないので、接続エラーになってしいます・・・
(14)インストールが終わると、VNC Server(サービスモード)の設定画面(?)が開いているハズ。この時点で、「問題あり」と表示されているハズなので、「Show」をクリックして詳細を確認します。
(15)Information Centerが開くので、Issueタブで問題を選択して、右下の「Resolve」をクリックします。
(16)問題の内容が「パスワードが未設定」とあったので、Option設定画面の「Users & Permissions」メニューが開きます。ここで、「Standard user(user)」を選んで、「Password」をクリックします。
(17)VNCの接続パスワードを指定します。VNCサーバに接続する際に、指定するパスワードになります。
【注意】(14)の設定画面が表示できない場合(RDPでサーバに接続している等)、VNCの接続パスワードの指定は、コマンドライン(vncpasswd.exe)から実行することになります。
------------------------------------------------------
Usage: vncpasswd [MODE] [-p <PASSWORD TYPE>]
Mode:
-service The password will be changed for VNC Server in Service Mode; the
default is VNC Server in User Mode.
The name of the VNC parameter to be set can also be specified. VNC Server may
support various types of password, including "ViewOnlyPassword",
"AdminPassword", "GuestPassword", and "InputOnlyPassword". The default is
"Password".
------------------------------------------------------
(18)設定したら、「Apply」で設定を反映します。
(19)Issueタブに何も表示されなくなったら、問題解決です。
(20)赤かった(14)の設定画面も、緑になります。
(21)タスクトレイのVNCアイコンから、赤い×が消えました。
(22)サービスを開くと、VNC Serverがサービスとして登録されてます。
(23)設定の途中、ライセンスキーの入力ダイアログが出ていると思うので、ライセンスキーを入力します。キーを未取得の場合は、RealVNCのサイトへ行って、キーを取得してください。
もし、ライセンスキーの入力ダイアログが表示いなければ、以下の方法で、表示して入力します。
①タスクトレイのVNCアイコンを右クリックして、「Licensing」をクリック。
②設定画面の「More」をクリックして表示されるメニューから、「Licensing」をクリック。
(24)ライセンスキーを入力。
(25)キーが正しいかどうか、評価されました。
(26)「Apply」でライセンスキーを有効化します。
(27)ライセンス有効化が完了。
(28)他のコンピュータ上のVNC Viewerから、接続してみます。接続先は、IPでもホスト名でOKです(名前解決できれば)。ポート番号はデフォルト(5900)の場合は、指定不要です。
(29)Free版は、VNC Serverとの接続は暗号化されないので、この警告は無視して、「continue」します。
(30)(17)で指定したパスワードを入力します。
(32)VNCでリモートサーバに繋がりました。
(33)VNC Viewerから接続されていると、サーバ上のタスクトレイアイコンは白から黒に変わります。
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